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衝撃の映画「水俣曼荼羅」を観てきました(原一男監督作品)そしてインタビューも

映画水俣曼荼羅を見てきました。すごい映画でした。


どのくらいすごいかと言うと、原一男監督自身がかつて作った世界的名作「ゆきゆきて神軍」と同じくらいすごい作品でした。


世界的なドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアが選ぶこの一本が、ゆきゆきて神軍です。





映画の6時間半という時間も全く感じませんでした。


この作品を観てもう一つ思い出した映画はマトリックスです。


水俣曼荼羅は、水俣病だけを描いた作品ではなく、現代を生きる私たち全員に当てはまる作品だと思いました。


水俣病と言っても、映画で描いている水俣病は病気の発見から100年経った現代の水俣病です。(それをモチーフにしているところもすごいと思います)


どういうことかと言うと、胎児だった時にお母さんのお腹の中で、水銀中毒で水俣病にあった人達を映画では主に描いています。水俣病はいろんな症状がありますが、その一つは感覚麻痺です。美味しいご飯を食べても、美味しいかどうかよく分からないとか、血が出てるのにあまり痛みを感じないとかそういうことです。


この方達は、生まれつきそうなので自分が感覚麻痺だということが分からないんですね。

つまり自分達が公害で被害を受けているということが自覚できないんです。


これがまさしく現代人なのではないのかなと思います。


だからマトリックスを思い出しました。


「映画に出てくる水俣病患者は私たちなんだ」というところまでエンターテイメントにして持っていくすごい作品です。


こんな作品よく作ったなというか、よく作れたなと思いました。


名作は自分で作れるものではなく、何かが降りてきて出来るものだと思っています。


それが「ゆきゆきて神軍」だと思っていましたが、それと同じくらいすごい作品でした。


もう一つ気がついたのは、原一男監督の作品は7作あるのですがその全てはつながっていて、この水俣曼荼羅はそのシリーズの水俣編だったんだなと思いました。


5作目は泉南のアスベストを題材としていますが、それは泉南編だと思いました。


ぜひ原一男監督の作品は全部見てもらいたいです。


それに付随して、原一男監督は必ず映画の裏側を書いたメイキング本を残しています。これもあわせて読むと面白さが倍増します。





原一男監督に、映画鑑賞後1時間ほどインタビューをさせていただき撮影しました。


原監督ありがとうございます。


動画は、近々公開します。


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